本を活用して須賀川に新しいカルチャーを生み出すイベント「本からはじまるBook Action」。
このプログラムの一つとして始まった、全3回の講座「ZINE School」をご紹介いたします。
「本からはじまるBook Action」についてはこちらをご覧ください。

ZINEとは、個人の趣味で作る雑誌のことです。「magazine（雑誌）」の「zine」が語源といわれています。自分の好きなテーマについて自由に作ることができ、製本もアイディア次第で制限はありません。例えば、紙を束ねホチキスで留めた簡単なものから、紙を全部変えて製本したもの、紙以外の素材を綴じる等、内容に合わせた製本は表現の一部でもあります。
「ZINE School」では自分が読みたい内容を盛り込んだオリジナルのZINEをつくります。月1回3時間ほどの活動でしたが、毎回宿題が出され活動日以外でも頭や手を使う時間が多かったと思います。メンバーは6名。高校生や大学生、ランナーや主婦と年齢も所属もばらばらです。でもそれぞれに好きなもの愛しているものがあり、語りだすととまらない情熱を持ったみなさんでした。会場はラフラフ須賀川店の「MANO ROOM」です。

 

【第一回】5月11日（土）
まずはZINEを知るところからはじめます。（私の秘蔵のZINEを持っていきました。）
ワークシートにテーマやアイディアを書き出しました。ZINEの設計図ですね。頭の中にあったアイディアがより具体的になります。具体的になると疑問点も出てきました…。ここ、こうしたいんだけど、どうやったらいいの！そんな時は先生に相談。
さっそく宿題も出ましたよ。残りのワークシートの記入とサンプルを作る。初回からなかなかハード！

「紙を買うならあの文房具屋がいいよ。相談にのってくれるから。」
「あのお店のオーナーは面白いよ」
「レンタルボックスがあるカフェがあるよ」
「あそこに黒板アートの達人がいるよ」などなど
みなさん初対面ですが、すぐに打ち解けて情報交換の場となっていました。

 

 【第二回】5月25日（土）、6月2日（日）
各自、作ってきたサンプルを提出。作成の経過や悩んでいることなど相談したりアイディアを出しあったり、ディスカッションをしながら解決していきました。次回（最終回）では、完成形に近いカタチまで作るという宿題が出されました。スパルタ！

 

【第三回】6月22日（土）、29日（土）
作ってきたZINEを見ながら大変だったところ、工夫したところ、見てほしいポイントなどをフランクに話し合いました。「作成の期間が短く大変だったが、とても楽しかった。」という率直な意見も 笑。こうしたらいいかも、ああしたらいいかもとどんどん意見が出たり、次回はこうしたい等気づけば次回作を想定した発言が…！

そうです。
産みの苦しみを味わいつつも一度完成させてしまうと、また作りたくなるのです。ZINEづくりには中毒性があります。

今回は高校生や大学生の参加がありました。大人達は「高校生の前で期限を破ることはしない」「一生懸命やるぞ」というモチベーションになったと話し、高校生からは「大人に対して自分の考えを伝えるいい機会になった」という感想がありました。世代間でいい交流が生まれたと思います。

 

ZINEは以下の場所でお披露目しました。
【ラフラフ2周年記念祭】7/27～28
ZINE Schoolのブースを設け展示と販売をしました。参加者がブースに立ち、企画の説明と作成したZINEの説明をお客様にしていました。作ったものが売れるとドキドキしますね～！

 

 

 

 

 【art book terminal】8/3～8/18
岩手県盛岡市にあるギャラリー「Cyg art gallery」主催
「art book terminal」はZINEをはじめ「本」の形の表現を東北6県から募集する企画展です。
ZINE Schoolからは希望者が出展しました。出展者同士で盛岡へ行き、展示とまちの本屋さんを満喫したようです。
その感想の中で、福島からの出展者が少なかったのでもっと増えたらいいな、というものがありました。小旅行に行ってきた2人は来年の出展を視野に入れています。頼もしいです。ZINEをつくる仲間がどんどん増えていく予感がしました。笑
▼art book terminalの詳細はこちらをご覧ください。
https://cyg-morioka.com/abtt/

 そして！なんと！
ご好評につき！
\\\ZINE School第2期の開催が決定！///
8/17土、9/21土、10/19土、時間は11：15～13：15
募集は締切になりましたが、↑この日時で活動しています。
見かけましたら覗いてみてください＾＾

同日開催！読書会も決定しました。
時間は14：00～16：00　参加費は500円
gatto coffeeのドリンクを飲みながら本について語り、本との出会いを楽しみましょう～！